「休んではいけない」と考えるとお子さんも親御さんも焦ったり追い詰められた思いになります。
「休みながら通えばいいんだ」と柔軟に考えるようにしましょう。
お子さんが再び学校に通うようになると、親御さんとしては一安心されると思います。
しかしそこで気をつけたいのが「不登校中の対応を忘れてしまう」ことです。
不登校中はお子さんの話に耳を傾け、人と比べず、良いところを見つけようと努力されたと思います。
しかし再び学校に行き出すと、不登校をする前の対応に戻ってしまうことがあります。
せっかく身につけた傾聴力や共感力は、今後も活かしていきましょう。
元気になり再び学校に行き出したとしても、せっかく身につけた対応力は続けるようにしましょう。
「学校は毎日通うもの」という固定観念を持っていると、「また行けなくなったらどうしよう」と
お子さんも親御さんも考えてしまいます。
「しんどいときは休みながらでもいい」「早退や途中から参加する形でも構わない」
と柔軟に学校というものを捉え直すようにしてみましょう。
オンライン授業がなされる場合もあるので、どうしても学校に行くのが辛い日は、オンラインに切り替えてもいいですし、
「今日はお休み!」と決めてしまっても構いません。
しんどいときは休む。行きたいとき、行けるときに行く。くらいの気持ちを持つことが肝要です。
中学生までなら義務教育なのでいくら休んだとしても進級することができます。
しかし高校は単位制なので、欠席がかさむと留年が決まります。
ここで見てほしいのは生徒手帳です。
生徒手帳には欠席のルールが書かれています。
どこの高校も単位が取れなくなる目安は「年間授業数の3分の1」となっているでしょう。(私立の場合は半分くらい休んでもいける場合があります)。
大体高校生は年間200日ほど通うことになります。この3分の1は、66日に当たります。つまり2ヶ月半ほど丸々休むくらいになります。
66日なので、週に1回以上休むことが可能となります。かつ通う日数にはテストや短縮授業の日数も含まれるため、その辺りは頑張って通うと、さらに休める日が増えることになります。
7月、12月、3月は、テストも終わり、授業も短縮され通いやすい時期です(特に3月は受験もあり休みになることが多いです)。
この辺りは通うようにすれば、週に1~2日ほど休んでも良い計算になります。
「毎日いかなければならない」と思うとしんどくなるかもしれませんが「週3~4日行けばいい」だとどうでしょうか?
かなりハードルは下がるのではないでしょうか。
さらに遅刻や途中から参加するなどを組み合わせると、実は高校はかなり融通がきくことが見えてきます。
また学校にもよるのですが、先生たちと話し合いをすることで、なんらかの救済策が提案されることもあります。
大人の世界でも有休があります。そのようなニュアンスで土日以外の休みをあえてとりながら取り組むと通いやすくなるでしょう。
不登校はいかに柔軟に捉えるかで変わってきます。
「毎日行くものだ」という固定観念を緩めていくことで、
休みながらでも通うという方法を取ることができます。
休むことは何も悪いことではありません。
疲れたら休む。大人も同じです。
まして10代の子どもたちはなおさらなのです。
「休みながらいいよ」のスタンスを大事にしましょう。
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