頭痛や腹痛、また抑うつ的な思いから学校への拒否反応が出てくることがあります。高校生は日々の勉強に加え、友達付き合いなどの幅が広がり、中学生とはまた違う忙しさに身を置いています。スクールカーストの存在により人間関係にも微妙なさじ加減が求められ、大人顔負けのストレスフルな環境に置かれていると言えます。
高校生が小・中学生と大きく異なるのは「単位制」という点です。出席しないと単位が取得できず留年が決まります。留年が決まると中途退学する流れになることが多いです。出席日数にどこまで配慮してもらえるかなど学校との連携が必要とされます。欠席が多くなる場合、課題の提出や補習などでカバーしてもらえることもあります。すぐに進級を諦めるのではなく、できることを整理していき、お子さんが安心して心と身体を休ませられる環境を作りましょう。
高校生の場合中途退学をしたとしても、通信制に編入したり、高卒認定試験を取得するなどの対応策が存在します。まずは学校に戻れることを大前提としつつ、どのような状態になっても対応できるように情報を集めておきましょう。「もうこの高校には行かない」と言っていても、時間が経つことで「やはり通いたい」に変わることもあります。
高校生の不登校の場合、やはり気になるのは「単位」についてです。留年を好まないことが一般的です。学校との連携もとりつつ、まずは心と身体の元気を取り戻しましょう。その上で学校と話し合いをしながら、単位との兼ね合いを考えていきます。中学校までと異なり高校以上には通信制・全寮制また高卒認定試験など高校に行かない選択肢も存在します。情報収集をしながら、お子さんにとって最適な環境を整えていきましょう。
高校を中途退学することで、不登校からひきこもりに移行するケースがあります。一度ひきこもりに入ると、そこから脱するまでには相応の時間がかかります。ひきこもりにつなげないようにするために、仮に高校を辞めても代替策にスムーズにつなげていくことが必要となります。お子さんの元気を取り戻しつつ、環境づくりの意識を忘れないようにしましょう。
お子さんが学校に行きづらくなると、親御さんたちは焦ったり、不安を抱えられます。また学校との連携に苦慮されるケースもあります。
相談場所にお困りの方は、ご遠慮なくご連絡ください。最善の方法を一緒に考えていきましょう。
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